広告の一環でイベントの開催を検討しているけれど、何をすればいいかわからない。このようなお悩みを抱えている広告担当者の方は多いのではないでしょうか。イベントを成功させるためには企画が重要ですが、子どもをターゲットにする場合は大人向けのイベントとは違ったポイントがあります。イベント企画の基本から、子どもが喜ぶイベントを開催するためのポイントや例を紹介します。
イベント企画の基本
イベントを企画する際には以下の4点に留意しましょう。
- イベントの目的を明確にする
- ターゲットを明確にする
- イベントに参加するメリットを伝える
- 季節や流行に合ったテーマを設定する
イベントの目的を明確にする
イベントは目的を絞り込むと成功しやすくなります。目的がいくつもあると、結局のところ何のためのイベントなのかがわかりづらく、参加者が集まらなかったり満足度が低くなったりするものです。
イベントを開催することによって企業の認知度を向上したい場合、参加費無料で多くの人が気軽に参加できるようにするとよいでしょう。販売促進が目的なら、商品を購入した顧客限定に特別感のあるイベントを開催する、というように目的によってイベント内容が自然と決まってきます。
ターゲットを明確にする
イベントにはどんな人に来て欲しいのか明確にすることで、参加者の満足度を高められます。年齢や性別、職業、居住地だけではなく、家族構成や趣味などまで深掘りすることで、ターゲットにとって満足度の高いイベントになるでしょう。
例えば、バレンタインイベントを企画する場合、カップル向けかファミリー向けかでは、イベント内容だけではなくPOP・チラシなどのデザインも変わってきます。カップル向けのイベントでも、ターゲットが10代のカップルなら賑やかな雰囲気の方が興味を持ってもらえますが、30代のカップルは落ち着いた雰囲気の方が好まれるでしょう。
イベントに参加するメリットを伝える
「イベントに参加しよう」と思ってもらうためには、わかりやすいメリットを提示することが大切です。新商品の販促で試供品を配るなら、イベントに参加すると無料で新商品をもらえることをアピールする。セミナー形式のイベントなら、どんな知識を得てその結果どうなれるのかを伝えるというように具体的なメリットを明示します。
季節や流行に合ったテーマを設定する
季節や流行に合ったテーマを設定することで、興味を惹きつけやすくなります。春なら桜、冬ならクリスマスなど季節を感じるイベントにすると、限定感があり「行ってみたい」と思われるでしょう。ただし、クリスマスやハロウィンをテーマにしたイベントは多く開催されるので、内容に独自性を出すことも必要です。可能であれば、自社の商品やサービスと関連付けられるとオリジナリティあるイベントになります。
子どもが喜ぶイベント企画のポイント
子どもをターゲットにするイベント企画のポイントは以下の3点です。
- 子どもに合わせた内容を考える
- ノベルティを用意する
- 親子で一緒に楽しめるイベントを用意する
子どもに合わせた内容を考える
小さな子どもは、1歳の差でも発育や成長、興味・関心に大きな違いがあります。ターゲットの年齢はなるべく細かく設定し、適切なイベント内容を考えましょう。2010年〜2020年代中頃までに生まれたα世代は、新型コロナウイルス感染症の流行によって「リアルな体験」が少ないことが特徴です。そのため、オンラインでは体験できないことを提供すれば喜ばれるでしょう。
α世代の特徴は「アルファ世代の価値観や特徴から考えるマーケティング戦略」で詳しく解説しています。
1990年代後半~2010年代半ばに生まれたZ世代との違いについては「α世代とは? Z世代との違いやマーケティングのポイントを解説」をご覧ください。
ノベルティを用意する
子どもに楽しんでもらえるイベントを開催することは、企業イメージの向上や認知度アップに役立ちますが、すぐに忘れられてしまう可能性が高いです。自社のロゴやキャラクターをプリントしたアイテムや商品のサンプルをお土産として渡すことで、子どもの記憶に長く残ります。イベントを楽しんでもらうことも大切ですが、イベントで作った顧客との接点を長く活かせるように工夫しましょう。
親子で一緒に楽しめるイベントを用意する
小さな子どもの意思決定や消費活動には保護者が関わります。子ども向けのイベントとはいえ、保護者にも興味や好感を持ってもらえるようなイベントを企画することで、効果が高まるでしょう。
キッズイベントの例
- 工作・知育体験
- お仕事体験
- 宝探しゲーム
- ミニ縁日
- キャラクターショー
- フェイスペイント
- 写真撮影会
子ども向けのイベントでは、実際に体験できるワークショップ型のイベントがおすすめです。夏休みの宿題向け工作や母の日のメッセージカード作りなど、形に残るものを作ることでより思い出に残ります。保護者は夏休みの宿題や母の日のプレゼントをどうするか考える手間が省けるので、積極的に参加してくれるでしょう。
知育体験やお仕事体験のように、子どもの教育に役立つイベントも保護者に喜ばれます。宝探しゲームやミニ縁日、キャラクターショーのようなイベントは保護者向けではありませんが、わが子が楽しそうにしている姿を見るのは単純に嬉しいものです。
また、連休や長期休暇に子どもと何をして過ごすかは保護者にとって悩みの種ですので、「家にいても暇だからイベントに行ってみよう」と足を運んでもらえるでしょう。
フェイスペイントや写真撮影会は、小さなお子さんやおしゃれに興味があるお子さんに喜ばれるイベントです。季節のイベントとの相性がよく、ハロウィンやクリスマスの時期に開催すると特に盛り上がるでしょう。季節感があるイベントは子どもだけではなく保護者も楽しめますし、家族みんなで写真を撮影する機会は意外と少ないので、写真撮影会は保護者に人気があります。
イベントとノベルティ配布、SNSを使った販促事例については「子どもをターゲットに販促を成功させた参考事例3選」で紹介しています。
子ども向けイベントを成功させるための広告方法
イベントを成功させるためには企画が重要ですが、来場を促すための宣伝も欠かせません。告知方法は、SNSやホームページを主軸にメールマガジン、ダイレクトメール、チラシなども検討しましょう。オンラインでは大勢に告知できますが、イベントの開催地周辺に絞ってオフラインからも告知するとより効果的です。
子ども専門の広告媒体を活用するという選択肢もあります。配布対象が子どもと保護者ですので、高い精度での告知が可能です。
告知にはイベントに参加するメリットをわかりやすく記載し、ターゲットに合わせたデザインを考えます。イベント内容がわかるような写真やイラストを使えば、小さな子どもにも告知内容が伝わり、自分から「行ってみたい」と思ってもらえるでしょう。
子どもと保護者のニーズを満たすイベントを企画しよう
子ども向けイベント企画では、ターゲットを絞り込み年齢に合わせた内容を考えるのがポイントです。保護者にも興味や好感を持ってもらえるような内容にすれば、来場者をより多く集められるでしょう。イベントの宣伝にSNSやWebサイトは必須ですが、子ども専門の広告媒体も効果的です。
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