代表的なSNSの一つであるTwitterは、今や世界での利用者数が3億人を越え、日本国内でも約4500万人と、LINEに次いで2番目に利用者数が多いSNSです。この記事では、Twitterの概要、Twitter広告の種類、メリットとデメリット、運用のポイントを解説します。
Twitter広告とは?
Twitter広告とは、Twitterのタイムラインや検索結果などに掲載できる広告です。
年齢や性別、投稿内容などをもとに、細かくターゲティング設定することができます。また、リツイート(RT)機能による情報の拡散性の高さも特徴です。
Twitterのメインユーザー層
2022年8月26日に公開された「令和3年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」によると、Twitterの利用率は、20代が最も高く78.6%、次いで10代が67.4%と、若年層の利用率が高い傾向にありますが、現在では40〜50代でも利用率が30%以上と幅広い年代から利用され始めています。
しかしながら、依然として利用率が高いヘビーユーザーはトレンドに敏感なZ世代を含む若年層のため、Z世代をターゲットにしている企業にとっては広告出稿先として適した媒体と言えるでしょう。
Z世代へのマーケティングポイントについては「なぜZ世代が注目されるのか? 特徴や価値観から見るマーケティングのポイント」をご覧ください。
Z世代へののマーケティング手法と成功事例については「Z世代に向けたマーケティング手法のヒントと成功事例を解説」ご覧ください。
資料:内閣府「令和3年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」を加工して作成
Twitter広告の種類
Twitter広告には5種類の広告カテゴリーがあります。ここでは代表的な3つの広告について見ていきましょう。
プロモ広告
プロモ広告とは、ユーザーのタイムラインや検索画面などへ通常のツイート形式で出稿する広告です。広告であると判断できるよう「プロモーション」というラベルが表示されていますが、ユーザーは通常と同じように、いいねやリツイート(RT)、返信を行うことができます。
フォロワー以外のユーザーにも広告が表示されるため、幅広いユーザー層へリーチしたい場合や、既存のフォロワーからのアクションを増大したい場合に向いてる広告です。
フォロワー獲得広告
フォロワー獲得広告とは、現在フォロワーではないTwitterアカウントの中で、興味をもちそうなアカウントに対し、フォローをおすすめする広告です。
タイムラインやおすすめユーザー、検索結果などTwitterのプラットフォーム全般に表示されます。自社と関連性が高いアカウントへ効率的にアプローチできるため、フォロワー数を増やしたい場合に向いています。
Twitterテイクオーバー
Twitterテイクオーバーは、タイムラインテイクオーバー、トレンドテイクオーバー、トレンドテイクオーバープラスの3種類あります。それぞれ、タイムラインの一番上、トレンド欄というTwitter上で最も目立つ場所に表示することができるため、ブランドやキャンペーン認知獲得など、多くのユーザーにアプローチしたい場合に向いています。
Twitter広告のメリット・デメリット
Twitter広告のメリット
Twitter広告の最大のメリットは二次拡散です。二次拡散とは掲載した広告をユーザーがリツイートすることにより拡散されることを指します。
二次拡散により広められた広告は、課金対象外となり、広告費用が発生しないという点も大きなポイントです。
また、Twitter広告はリスティング広告や他のSNS広告に比べ、クリック単価(CPC)が安い傾向にあります。同じキーワードでも10倍の差がでるケースもあるほどです。リスティング広告や他のSNS広告を行っている場合は、Twitter広告を導入することで費用対効果が改善する可能性があります。
TwitterはZ世代を含む若年層のヘビーユーザーが多いため、Z世代をターゲットにしたい企業にとっては、この点が大きなメリットになるでしょう。
Twitter広告のデメリット
拡散力のあるTwitterですが、ネガティブな内容が拡散され、炎上してしまうというケースも少なくありません。そのため、広告内容に誤りがないよう十分に確認を行いましょう。
また、若年層に人気のSNSですが13歳未満は利用できないので注意が必要です。
SNSの年齢制限については「こども向けのマーケティングのいま|増えるデジタル接触とターゲティング広告の制限」で紹介しています。
Twitter広告運用のポイント
目的を明確にする
Twitter広告では、目的によって運用する広告の種類と課金方法が異なります。Twitter広告に限りませんが、目的が定まらなければターゲットの選定もできません。認知度の向上や、商品やサービスの購入促進など様々な目的があると思います。
何を達成したいのか、目的をはっきり定めたうえで運用をしていきましょう。
ターゲットを明確にする
Twitter広告で効果を得るためには、広告を配信するターゲットを明確化することが重要です。Twitter広告には年齢や性別、趣味など、設定できるターゲティングが豊富なため、ターゲットがどのようなことに興味関心があるのか、どのような特徴があるか明確にすることで、より的確に広告を届けることができます。
▼Twitter広告で現在使用できるターゲティングの種類
種類 | ターゲティング方法 |
---|---|
オーディエンスの特性 | 地域、言語、年齢、性別、端末・プラットフォーム・Wi-Fi |
オーディエンスタイプ | 会話、イベント、エンゲージメント、キーワード、映画・テレビ番組、興味関心、フォロワー |
既存のオーディエンス | 広告主が持つ独自の顧客データを使用 |
継続的なクリエイティブの改善
PDCAを継続的にまわし、クリエイティブを改善していくことも重要なポイントです。例えばクリック率やエンゲージメント率が思うように伸びない場合、テキストは改行や絵文字を入れるなどして読みやすくなっているか、画像は訴求したいポイントが一目で見ただけで伝わるかなど、分析と改善を繰り返し行いましょう。
Twitter広告の特徴を理解して運用しよう
Twitter広告は、年齢や性別、趣味趣向など細かいターゲティングが可能な広告媒体です。リツイート機能による拡散性の高さは、企業やキャンペーンなどの認知拡大のみならず、広告の費用対効果の改善も期待できます。特に若年層向けの広告を考えている企業はTwitter広告を検討してみてはいかがでしょうか。
ただし、13歳未満はTwitterが利用することができないため、幼児や小学生をターゲットにする場合はオフライン広告を併用するのがおすすめです。企業のメッセージを込めて無料配布する「応援ノート」は、教育機関で手渡しされるため、13歳未満のα世代へ確実に届けられます。また、QRコードをつければ特定のWebサイトやアンケートへとつなげることも可能です。応援ノートの詳細は資料で紹介しているので、ぜひご覧ください。
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