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株式会社C-GRAT 改め 株式会社スフレ

アルファ世代の価値観や特徴から考えるマーケティング戦略

近年、ターゲティングを行うときに注目されている層として「Z世代」がありますが、さらに新しい「アルファ(α)世代」も注目を集めています。Z世代は、デジタルネイティブであり、自己表現を大切にする、といった特徴がある一方、新しいアルファ世代にも固有の大きな特徴があります。この記事では、アルファ世代の概要を解説するとともに、アルファ世代に向けたマーケティング戦略について考えます。




アルファ世代とは

アルファ世代の概要と、アルファ世代とよく比較される他の世代についても解説します。

アルファ世代はどの世代?

アルファ世代とは、2010年~2020年代中盤に生まれた世代のことで、Y世代(ミレニアル世代)やZ世代の子どもの世代に相当します。アルファ世代という名称は、オーストラリアのコンサルタント、マーク・マクリンドルが名づけたものです。今までと違う、まったく新しい世代であることを表すために、あえてアルファベットではなく、ラテン文字でZの次に当たるα(アルファ)が採用されました。

アルファ世代は、IT技術の発達とともに成長していきます。そのため、生活の利便性や医療、スポーツ、AI技術などに対する考え方が、Z世代までとはまったく異なるとされています。なお、世代の名称は15年ごとに変わるため、アルファ世代の次は、2025年ごろ~2040年ごろの間に生まれる「ベータ世代」が続くといわれています。

アルファ世代より前の世代は?

アルファ世代より前の世代には、X世代、Y世代、Z世代があります。

X世代は、1960年代中盤〜1980年代前半に生まれた世代です。現代の日本文化を活性化させた世代であり、新聞・雑誌・テレビなどのマスメディアを主な情報源としており、消費行動はかなり慎重な傾向があります。

Y世代(ミレニアル世代)は、1980年代前半〜1990年代中盤ごろに生まれた世代です。物心ついたときには、すでにインターネット環境が整っていたため、「デジタルネイティブ」という名称で呼ばれることもあります。マスメディアだけでなく、インターネットからもバランスよく情報を得ており、モノよりコト、旅行などの体験を伴う商品にお金を使いやすい消費傾向があります。

Z世代は1990年代中盤~2010年ごろに生まれた人のことを指します。スマホネイティブ、デジタルネイティブ、SNSネイティブといった特徴をもち、「自分にとっての価値」を重視した消費行動をとります。また、社会的な課題や問題への関心が高いという特徴もあります。




アルファ世代の概要について、さらに詳しく知りたい人は「α世代とは? Z世代との違いやマーケティングのポイントを解説」をご覧ください。

デジタルネイティブ世代の概要について、さらに詳しく知りたい人は「デジタルネイティブ世代とは__価値観や特徴を解説」をご覧ください。

ミレニアル世代の概要について、さらに詳しく知りたい人は「ミレニアル世代の価値観や消費活動から見るマーケティングのポイント」をご覧ください。




マーケティングでアルファ世代を狙うには

ここでは、マーケターがアルファ世代を狙う際のコツやアプローチ方法、実際の企業のマーケティング事例などについて解説します。

アルファ世代を狙うためのコツ・ポイント

アルファ世代はデジタルネイティブであり、Y世代やZ世代以上にテクノロジーに慣れ親しんでいます。「生まれて初めて買ってもらったおもちゃがデジタルデバイスだった」という人も多く存在します。そのため、質の低いデジタルデバイス、オンライン広告、Webサイトなどに対しては、とても敏感に拒否反応を示します。

膨大な情報の中から自分に必要なものを選別するのにも慣れているので、動画を早回ししたり、記事を飛ばし読みしたりするなど、時間を効率的に使おうとする特徴があります。この点も考慮して、効率的に閲覧できるサイトを構築するなどの工夫も必要です。

また、アルファ世代の親に着目することも重要です。親世代にあたるY世代は節約や貯蓄を重視する一方で、コミュニケーションや体験を求める傾向が強いという特徴があります。この特徴は子育てにも反映されるため、自社の商品やサービスが子どもに「他者とのつながり」や「優れた体験」をさせる点をアピールできると、アルファ世代の親の心に響きます。

なお、近年の指導要領の変化によって、アルファ世代は小さいころから人権問題、社会問題、倫理問題などについて学んでいます。広告やWebサイトでこれらについて言及する場合は、表現方法を慎重に検討する必要があるでしょう。

アルファ世代に向けた効果的なアプローチ

2022年現在では、アルファ世代は最年長でも小学6年生ですから、社会に出るまではかなりの時間がかかります。そこで企業としては、アルファ世代の親世代にあたるY世代(ミレニアル世代)に焦点を当てています。この世代は、モノの所有よりも経験のほうに価値を見いだす特徴があるため、子どもにより良い体験をさせたいと考えます。教育への投資も積極的で、こうした点を踏まえたマーケティング戦略が有効です。

小学生以下ということは、自分のスマートフォンを持っている人の割合が少ないため、基本的にはまだSNSを活用していない世代と考えていいでしょう。ただ、10~20代のSNS利用率が年々増加していることを考えると、アルファ世代がスマートフォンを持ち始めるころには、現在の若者以上にSNSを積極的に活用することが予測できます。そのため、SNSの活用は今後のマーケティングに欠かせないものとなる可能性が高く、今の段階からSNSを使ったマーケティング体制を十分に整えておく必要があります。




アルファ世代へのマーケティング事例

企業がアルファ世代に対して、どのようにアプローチしているのか実例を交えて解説します。小学生以下であるアルファ世代は、自分で何かを購買する機会がほとんどないため、企業は親に対してアプローチする必要があります。アルファ世代の親であるY世代の多くは、地球温暖化、男女雇用機会均等、サステナビリティなどに強い関心を持っています。

2021年5月に、アメリカの大手玩具メーカーであるマテル社は、子どもが飽きて不要になったバービー、ミニカー、ブロックなどのおもちゃを回収するプログラム「マテル・プレイバック(Mattel PlayBack)」を発表しました。このプログラムは、消費者から回収したプラスチックの部品を新たな製品にリサイクルすることで、古いおもちゃに第二の人生を与えるというものです。近年はハズブロ、レゴといった玩具メーカーも同様に、サステナビリティに向けた取り組みをしています。




マーケターはアルファ世代にも焦点を

よく耳にするようになった「Z世代」という言葉ですが、マーケターはその次の「アルファ世代」にも焦点を当てる必要があるでしょう。アルファ世代はこれまでの世代とは異なる特性をもつため、マーケティング戦略も新たに見直す必要があります。今回の記事を参考にしていただき、できるだけに早めに動き始めることをおすすめします。

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