近年、オンライン上で提供できるデジタルノベルティが注目を集めています。従来の物理的なノベルティに比べ、グッズを製作する手間やコストがかからないメリットがあります。
この記事では、デジタルノベルティの種類やメリット・デメリット、活用方法をご紹介します。
デジタルノベルティとは
デジタルノベルティとは、オンライン上で提供される特典やギフトのことを指します。その種類としては、ポイントやクーポン、電子ギフトカードなど様々な形態があります。
従来は、販促やキャンペーンなどで使用するノベルティは、エコバッグやタンブラー、ボールペンなど物理的なものが一般的でしたが、近年はインターネットやスマートフォンの普及に伴い、デジタルノベルティを導入する企業が増えています。
デジタルノベルティは、物理的なグッズを作成するなどの事前準備が不要で、不特定多数のユーザーに対して簡単に送ることができます。手間やコストを削減しながら、広範囲のユーザーに対して利用できるのです。
デジタルノベルティのメリットデメリット
次に、デジタルノベルティのメリットとデメリットを見ていきます。
メリット
柔軟性と拡張性
デジタルノベルティは物理的な制約がなく、様々な形式やコンテンツを提供することができます。また、デジタル技術の進歩により、新たなノベルティの形式や機能を追加することも容易です。
コスト効率が良い
デジタルノベルティは製造や配送に関わる物理的なコストが不要であり、大勢のユーザーに対しても費用を抑えて提供することができます。また、デジタル形式のノベルティは再利用が可能であり、継続的なプロモーションにも適しています。
効果測定がしやすい
オンライン上で提供することで、ユーザーの行動や反応を追跡し、効果を測定・分析することが比較的簡単に行えます。例えば、特定のウェブサイトを訪れたり、アプリをダウンロードしたり、アカウントを作成したりすることでデジタルノベルティを入手できる場合があります。これにより、ユーザーの行動や参加度合いを追跡することができます。
ユーザーエンゲージメントの向上
デジタルノベルティはオンライン上で提供されるため、ユーザーとのインタラクションがより簡単かつ迅速に行うことができます。これにより、ユーザーエンゲージメントが向上し、ブランドとの関係性を深めることができます。
デメリット
利用環境への依存
デジタルノベルティはインターネットやスマートフォンなどのデジタル環境が必要です。そのため、これらの環境にアクセスできないユーザーや、デジタル技術に不慣れなユーザーには利用のハードルが生じる場合があります。
偽造や不正利用のリスク
デジタルノベルティはコードやデジタル情報を利用するため、不正に複製や流通させるリスクが存在します。これにより、ノベルティの価値が低下したり、不正な利用が行われる可能性がありますので、セキュリティ対策を徹底しましょう。
デジタルノベルティの種類
デジタルノベルティには、大きく4つの種類があります。電子マネー・ポイント・商品券・デジタルコンテンツです。
種別 | 具体例 | サービス名 |
---|---|---|
電子マネー・デジタル金券 | プリペイドカード、図書カード | デジコ、Amazonギフト券、楽天Edy など |
ポイント・ギフトコード | 割引クーポン、特典、Amazonギフトコード | Tポイント、楽天ポイント、Pontaポイント など |
商品券・景品引換券 | カジュアルギフト、株主優待券 | Giftee・選べるe-GIFT など |
デジタルコンテンツ | ebook、ソフトウェア | LINEスタンプ |
具体的な活用シーンとしては、例えば、ポイント・ギフトコードの場合、リワードプログラムとして顧客にポイントを付与し、次回の購入時に割引や特典として利用したり、デジタルコンテンツの場合、ニュースレターやメールマガジンの購読者への特典としてebook等のデジタルコンテンツを提供するなどが挙げられます。
デジタルノベルティの活用方法
デジタルノベルティは、企業やブランドが顧客との関係構築やプロモーションに活用できる効果的なツールです。デジタルノベルティの活用方法には以下のようなものがあります。
来店やアンケートの謝礼
顧客が実店舗を訪れた際にデジタルノベルティを提供することで、来店促進が期待できます。例えば、アプリで店舗で使用できるクーポンを発行するなど、O2Oのマーケティング施策として活用されているケースもあります。
O2Oについて詳細を知りたい方は「O2Oとは? 概要から具体的な施策内容までわかりやすく解説」をご覧ください。
また、アンケートの謝礼として活用されることも多いです。アンケートに回答した人にデジタルノベルティを配布すれば、回答率の向上などが期待できます。
販促キャンペーン
SNSなどでの販促キャンペーンにおいて、デジタルノベルティをプレゼントすることでユーザーの参加やシェアを促進することができます。これによりブランドの知名度向上やユーザーエンゲージメントの増加を図ることができます。
福利厚生や社内インセンティブ
従業員への報酬やインセンティブとしてデジタルノベルティを活用する方法もあります。従業員のモチベーション向上や働き方改革の一環として利用されています。
デジタルノベルティで顧客満足度をアップさせよう
デジタルノベルティは顧客満足度を向上させるための効果的な手段です。全てオンライン上で完結できるため、グッズ製作や在庫管理などの手間やコストをかけずに利用でき、効果測定も容易できるというメリットもあります。さらに、デジタルノベルティを単発の特典ではなく、長期的な関係構築に活用することで、顧客体験を向上させることができます。
デジタルノベルティを活用した販促や来店促進キャンペーンなど、「応援ノート」を併用すればより効果を高められます。応援ノートはノートの表紙や中面に企業の案内やメッセージを掲載し、ターゲットに直接リーチできるサービスです。応援ノートにデジタルノベルティの使用方法や活用シーンなど具体的なイメージや事例を挙げることで、顧客の興味を引きつけ、デジタルノベルティの価値を伝えることができます。
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